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Vigyan Bhairav Tantra―タントラ秘法の書

latihan

1

光り輝く者よ、この体験はふたつの息の間に起こる。
息が入った後、息が出る直前
――そこに賜物がある。

2

息が下降から上昇に転じるとき、
そして再び息が上昇から下降に転じるとき、
この両方の転回を通じ、覚る。

3

あるいは、入息と出息が融け合うその瞬間、
そのエネルギーなき中心、エネルギーに満ちた中心に触れる。

4

あるいは、息がすべて出終わり、ひとりでに止まるとき、
あるいは息がすべて入り終わり、止まるとき、
そのような全休止において、人の小さな自己は消え去る。
これが難しいのは不純な者のみ。

5

眉間に意識を集め、マインドを思考の前に置く。
息の精気をもって身体を満たす――頭頂まで。
そしてそこから、光として降り注がせる。

39

ある音をゆっくり唱える――「オーム」と。
音が遍音(あまねくひろがる)状態になるとき、あなたもそうなる。

79

火が体をずっと昇っていくのを注視する
――爪先から上に昇り、体を焼き尽くして灰にするまで
……あなたを除いて。

80

みせかけの世界が燃えて灰になることを瞑想する。
そして、人間以上のものとなれ。

『タントラ秘法の書』市民出版社刊 より引用)